おとなしいウバザメさん

おとなしいウバザメさんです。

静岡県の方言は微妙

静岡の実家では朝5時になると、道路が遠方へ向かう車の往来でうるさくなってきます。


朝刊をとりにいき、門を開けました。6時をすぎて母親が起きてきて、朝刊をよんでいる私にちょっとうれしそうに声をかけました。


「あらおはよう、はやいじゃん」
「目がさめちゃったよ」
「じゃ、とんできな」


最近、太りはじめた私に母はしきりに運動しろと言いたがります。ちなみに、「とんできな」とは、静岡では「走ってきな」という意味です。


ほかの土地の人は最初、この会話を聞くと「空とんでこい」と言ってるのかと思って、びっくりするようです。


静岡県の方言はとくにクセは強くありませんが、静岡ではどういうわけか、語尾に「ら」や「だら」をつけます。たとえば、「スカイツリーって押上にあるだら?(あるんでしょ?)」というように。


静岡県は東から西までがとても長いので、方言は東と西ではまったくちがいます。東部と中部は似ていますが、西部の人の言葉はほぼ名古屋の影響を受けています。


ですから、静岡県人の方言と言われるような資料を読んでみても、東部の山育ちの私からするとピンとこないものも多いんですね。


標準語に近い、ちょっと洗練された言葉はやはり新幹線が通っているような著名な町の人が使いますね。